常日頃は、関西ウォータークラブの活動・事業運営にご支援・ご協力を賜り誠にありがとうございます。
関西ウォータークラブは昭和38年9月に発足し、水道界における水需要量の増大と成長を経て高普及率を達成した時代と共に活動を続けてきました。しかし近年は少子高齢化が加速度的に進み、水需要量の減少や大震災、地球温暖化に伴う大規模災害の多発など、水道を取り巻く環境はより厳しい状況となっています。
また最近では新型コロナウィルス感染症の拡大により、関西ウォータークラブの活動におきましても、総会や例会の中止を余儀なくされ、書面審議やリモートを併用した講演会の開催など、様々な影響を受けてきました。
そうした中、令和5年11月8日には「創設60周年記念式典」を開催し、多くの方々にご出席いただきました。これを一つの契機として、新たな時代に適合できるよう活動内容により広がりと深みを持たせた取組み進めたいと考えています。設立当初の趣旨を見失うことなく、関西地方の上下水道界の更なる発展に貢献できることを勘案し、研鑽の場・質の高い情報共有の場を提供できるよう活動を進めて参ります。
その一環として実施したのが、「第1回地域ウォータークラブ広域連携交流事業」です。各地域のウォータークラブとの積極的な意見交換・情報交換を通して、課題解決のためのヒントや知恵をいただきながら自らの活動に磨きをかけて、各ウォータークラブ会員の一層の活力アップにつなげていきたいと考えています。同事業は各ウォータークラブの持ち回りで開催するもので、初回は関西ウォータークラブが担当し、大阪市水道局様にご協力いただき、柴島浄水場や体験型研修センターで研修を行いました。
今後とも積極的な情報発信を目指して活動して参る所存ですので、皆様方の変わらぬご支援とご指導を賜わりますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
関西ウォータークラブ理事長 玉井 得雄