関西ウォータークラブ

水道事業の発展に寄与する活動を行なっています。

  関西ウォータークラブは昭和38年9月の創設から本年で60周年を迎えることができました。これも関西の上下水道関係者の皆さま方の長きにわたるご支援・ご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。

 平成25年11月には50周年記念式典を挙行させていただきましたが、その50年は水道界における水需要量の増大と成長を経て高普及率を達成した時代でした。それから10年、少子高齢化が加速度的に進み、水需要量の減少や地球温暖化に伴う大規模災害の多発など、水道を取り巻く環境はより厳しい状況となっています。

 更には新型コロナウィルス感染症の拡大により、関西ウォータークラブの活動におきましても、総会や例会の中止を余儀なくされ、書面審議やリモートを併用した講演会の開催など、様々な影響を受けてきました。本年5月からは感染症法上の位置づけが5類に移行したことに伴い、日常生活は、ほぼ通常に戻りつつありますが、引き続き油断することなく会の運営に務める所存です。

 こうした中、節目の60周年を迎え、令和5年11月8日に記念式典を開催させていただきました。関西ウォータークラブにおきましても、新たな時代に適合できるよう活動内容により広がりと深みを持たせた取組みをと考えています。設立当初の趣旨を見失うことなく、関西地方の上下水道界の更なる発展に貢献できることを勘案し、研鑽の場・質の高い情報共有の場を提供できるよう活動を進めて参ります。更には各地域のウォータークラブと積極的な意見交換・情報交換を通して、課題解決のためのヒントや知恵をいただきながら自らの活動に磨きをかけて、各ウォータークラブ会員の一層の活力アップにつなげていきたいと考えています。

 今後とも関西ウォータークラブに皆様方の変わらぬご支援とご指導を賜わりますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

関西ウォータークラブ理事長  玉井 得雄