関西ウォータークラブ 50周年記念誌
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7 関西ウォータークラブは昭和38年9月に発足して以来、皆様の格別のご交誼を賜り、このたび50周年を迎えることができました。これもひとえに皆様の温かいご支援とご指導の賜と、心より厚く感謝申し上げます。 この50年は、高度経済成長期・オイルショック・バブルの崩壊・大震災など様々な出来事があった時代であり、水道界にとっても創設・成長・円熟・進化と目まぐるしく変化を遂げた時代でありました。この激動の時代にあって今日の安全で質の高い水道高普及率時代を迎えられましたことは、上下水道界を支える産・官・学の先人が一丸となり達成された結果であります。 このように成長を続ける上下水道界にあって、「もっと幅広く親睦が図れる会ができないものか」と要望があり、当時の水道産業新聞社社長の河添佑之助氏をはじめ、水道事業者、民間企業の方々が当クラブの設立を検討し、水関連の総合的な親睦団体として「関西ウォータークラブ」が発足しました。以来、上下水道事業体の現役やOB、そして水道関連の民間企業の方々が気楽に接することができ、貴重な情報の交換の場・研鑽の場として活動してきました。 昨今は、これまでの事業を引き継ぎながらクラブ運営を行っていますが、会員数の減少や社会の変化に伴う現役水道事業関係者の参加が減少するという課題がありました。しかし、日本水道協会関西地方支部様との管理者講習会の合同開催や事業体登録会員制度の導入により、現職水道関係者の参加増を目指すなど、課題の解消に向けて努めております。 今後、持続可能な水道事業運営には、民間との連携強化は必至となります。そのような状況のもと、将来に向けて関西ウォータークラブが、設立当初の趣旨を見失うことなく、関西地方の上下水道界の更なる発展にどのように貢献できるのかを勘案し、研鑽の場・質の高い情報を共有できる場を企画・提案をしていく所存です。 最後になりましたが、この度当記念誌発行に際しまして、ご祝辞・寄稿くださいました各ウォータークラブ、水道関連団体の皆様、並びに上下水道事業体の皆様に深く感謝申し上げます。 今後とも関西ウォータークラブに対し、皆様の変わらぬご交誼と一層のご指導、ご支援をお願いいたします。ごあいさつ関西ウォータークラブ理事長寺川 治原稿は平成26年3月時点のものです。

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