関西ウォータークラブ 50周年記念誌
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14 関西ウォータークラブが創立50周年を迎えられ、誠におめでとうございます。設立に協力してきた私にとって大変嬉しく思い、また光栄にも感じております。 親友だった河添佑之助さんが水道産業新聞社を設立したのが1955年で、会社も順調に業績を発展させ、数年後に河添社長から、水に関する行政、企業などの会員による友好クラブを設立して、事業の発展に協力したい旨、相談を受けました。私はこの優れた趣旨に賛同して、喜んで協力することになりました。 私は朝日新聞記者として、世界の秘境探検取材や海外登山などの体験が多く、各方面からの講演依頼などが多かったので、その関連のロータリークラブ、ライオンズクラブ、電気クラブ、船舶クラブなどの事務所を訪ねてそれらのクラブの会則や趣旨、会員名簿などをもらい、河添さんに渡し、これらを参考にして関西ウォータークラブの設立を準備されたので、私も協力できたのを嬉しく思っていました。そして、遂に1963年9月、河添社長は関西ウォータークラブを設立して、その事務所を水道産業新聞社におかれました。幹部社員が協力したことは言うまでもありません。 水道に関連する行政や企業の幹部のメンバーを中心とした会員は、予想以上に協力的に多く集まり、河添社長も満足されていました。月に1回程度はホテルの会議室などで例会を開催し、役員会、会食、講演会などを昼または夕刻に開催する事になりました。それ以外に会員の親睦のための小旅行、見学会なども実施することになりました。 講演の講師には朝日放送の初代社長の原氏、漫才師のアチャコさん、ヨット冒険家の堀江謙一さん、プロ野球選手ら多彩なメンバーを紹介して好評でした。私自身も世界の秘境探検談などを数回実施しました。酒造会社やビール工場の見学、世界の帆船パレードや明石大橋の見学会、登山や小旅行、神戸ワインとバーベキューの食事会などなど楽しい行事を実施して、私自身も十分に楽しませてもらいました。水道産業新聞社の社員も行事などに協力を惜しまなかったが、同社の野田剛氏が定年退社するまで、中心になってすべての行事に協力的だったことに対して、特に感謝しています。 2003年9月19日、スイスホテル南海大阪で開催した、創立40周年祝賀会は特に盛大で、記念式典に際し、私も理事長から感謝状を受領し、大変光栄に思っています。その会の記念アトラクションとして、私は日本一に輝いた関西チアリーディングクラブのメンバー約30人を招いて、見事な演技を披露してもらい、好評でありました。 河添さんは2010年、波瀾万丈の人生を閉じられたが、水道産業界発展のため、草葉の陰から見守っていると信じています。元朝日新聞編集委員、大阪国際大学名誉教授、関西ウォータークラブ名誉会員藤木 高嶺原稿は平成26年3月時点のものです。お祝いの言葉

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